◆ヘルパー年収500万円を実現した”人が辞めない.” 介護施設の作り方◆

インキュベクスの上村です。

2020年から2022年介護士退職者ゼロ
僕は介護施設を経営している。
この施設では2021年から2022年8月末現在まで1人の退職者も出ていない。

僕が経営する施設はいまでこそたくさんの医療介護関係者が見学や視察に訪れる場所になっているけれど、
人が辞めない介護施設づくりは狙っていたわけじゃなくて、開業から数年経ってみて始めて気がついた結果論。

人の問題で苦労する施設と何が違うのかを考えてみた。

■ポジション
「誰が客か?」からして違ったかな。
僕は、はなから介護施設の1番のお客様は働く人だろ!?と考えていた。
だから細かな計算をする以前から正社員ヘルパーの年収ベースを最大550万円を支払える職場を目指し様々を準備した。

だから、ここで暮らすシルバー世代は自社スタッフの次に優先すべきお客様だ。そんなふうに優先順位を決めていた。

入居者には24時間×365日の医療サービスを提供する。

しかも毎月の入居費は9.5万で食事までつけている。

■原価低減
僕の客は働く人。
そして彼らに相場以上の待遇を提供しようと決めてからあらゆるコスト計算をスタートした。
原価計算だけで1年近くの時間がかかったかなー(笑)
建築コスト、管理コスト、人件費、原材料費、水道光熱費、食費等の一切を細かく計算した。

お給料は業界最大級、施設の維持コストは最低限の介護施設が出来上がった。

ここまで来たら後は簡単。

採算分岐点がみえてくる。
どういう特徴をつけるのか?もおのずと見えてくる。

儲けるのも結果論。
関連する人たちの幸福を実現するプロセスや努力が結果を導いてくれる。

要は人間を消費者としてではなく生活者として全方位的に捉え深く洞察することで
新しい価値は作り上げることができるんだと思う(デジノグラフィインサイトより)

●● 今日の本 ●●
「デジノグラフィインサイト発見のためのビッグデータ分析」

要は人間を消費者としてではなく生活者として全方位的に捉え深く洞察することで
新しい価値は作り上げることができるんだと思う。