介護施設経営ってどうなの? ~介護施設のフランチャイズに行きつくまで~
お世話になります。インキュベクスの上村です。
僕は今、横浜市鶴見区で介護施設経営をしています。
めちゃくちゃ忙しいけれど、スタッフにも喜ばれているし、ご入居者様にももちろん、喜ばれています。
介護施設経営は難しそうに見えるけれど・・・実はそうでもない。僕の体験をシェアさせていただきます。
僕は、「10万円以下で入居できる介護施設」「年金の範囲で住める介護施設をどうしても作りたい」
と考え、高収益・低価格の介護施設モデルを完成させました。
徹底的に計算し、リスクを排除して開業まで準備しましたが・・・なにしろ日本初のビジネスモデル。
「最終的には家族で介護施設経営!」の覚悟で臨んだ事業は、見事に花が開いたようです。
今では自社が培ってきた方法論をフランチャイズ化し、全国70社程のパートナー様からご契約を頂いています。
介護施設経営は難しそうに見える!
・・・わかります。介護施設は難しそうに見えるし、検討する前からたくさんの不安がよぎる。
例えば、「スタッフは集まるのか」「入居者はどうやって集めるのか」「賃料設定の根拠は?」「補助金はあるのか」etc.
超臆病な私は、自分で介護施設を開業する前にかれこれ3年くらい時間をかけて視察をしたり、調査をしたり、人脈を作ったり、原価計算をしたり・・・。
でも、時間をかけてたどり着いた「行ける!」という自信を得てからは、あまり怖いものはありませんでした。
結論は・・・「介護施設は難しくない!」というものでした。
介護施設経営は、まず施設物件を借りる
介護施設経営には、たくさんの“関係者”が登場します。
具体的には、介護施設を建てる、いわゆる大家さん。
介護事業は大家さんに家賃を払って建物を借り、介護施設を運営します。
大家さんは建築コストを負担し、部屋数に対して運営者に家賃を請求するわけです。
介護事業者は入居者に対して月額20万~50万円ほどのサービスを提供
介護事業者は、大家さんから介護施設を借り受け、介護サービスを提供します。
そのサービス内容は多岐にわたります。
大雑把に申し上げると、入居者様の介護度に応じた介護や生活の介助、リハビリなどの介護サービスです。
1名あたり、介護度によって月額20万~50万円ほどの費用を介護保険・医療保険から頂戴することになります。
ホテル経営よりも優れた介護施設経営
介護施設経営は基本的に、長期間滞在が約束されているご利用者様へのサービス提供がメインです。つまり、24時間×365日ということです。
長期利用が原則なので、空き室が発生しても1ヵ月も待たずに新しい入居者は決まります。
僕が経営する介護施設は19床という極めて小さな介護施設でありながら、1部屋が生み出す価値は月額30万円以上ですので、全体では月額570万円ほどが標準的な売上です。
さらに訪問診療や投薬といった医療的なケアもあるので、月額で200万円以上の給付も加わります。
つまり、19床の介護施設が月額800万円ほどの売り上げをもたらしてくれるのです。
僕の感覚では、ホテル経営よりも低リスク。しかも高収益であるという見方なのです。
訪問看護ステーションが経営する介護施設を目指しました
向こう20年生き残る介護施設の条件は、以下の通り。
◇大家さんのリスクを排除できること(僕が作った19床の介護施設は、建築費総額9000万円です)
◇大家さんが建築費用を負担しても、表面利回り8~12%を提供できること
◇入居費用が低価格であること⇔入居費用は低価格でありながら、介護事業者は営業利益20%確保を目指す
◇医療的ケアの提供ができること⇔看護師によるサービス提供の準備ができていること
◇スタッフも喜ぶ待遇が提供されていること⇔ケアに従事していただくヘルパーや正社員の雇用条件は、年収400万~500万円
業界平均をはるかに超える好待遇で採用し、なおかつ収益も残すことができる事業計画を実現しました。
そして、最後に介護事業者に利益がきっちり残る。
月商目標は、おおよそ900万円以上。営業利益はおおよそ200万円を目指していただきます。