これだけ!介護施設経営を成功させるポイント!
訪問看護/訪問介護/施設運営/ケアマネ事務所(居宅介護支援事業所)/訪問診療のバックオフィス、
訪問看護、住宅型有料老人ホームの起業支援を行っている、インキュベクスの上村です。
今日は、介護施設経営はどうやったら伸びるのか、どうやったら利益がきっちり残るのか、どうしたら退職者がでないのか、といったことを考えるときに大切になるキーワード(考え方)をお伝えできたらと思います。
・誰に?
・どんなサービスを?
・誰が?
・何名?(規模)
を基本に考えてみましょう。
実際に、介護施設をやるならこんなことをやりたい、というお話を聞くときによく耳にするのが、こんな内容です。
・誰に? →「俺(自分)の親や親世代に」
・どんなサービスを? →「親に提供しても恥ずかしくないレベルのサービスを」
・誰が? →「俺とスタッフ皆で一丸となって」
こういう方はけっこう多いと思うのですが、これではうまくいきません。
残念ながらちょっと悪い例ですね。
そこで私ならどうやるか、という本題に入ります。
例えば私だったら、
誰に?
『医療依存度高めで、特定疾患をもっている、この病名の方』
場合によっては、『介護度は5、障害レベルは何々のどういう方たちをどの病院から』というところまで定義したほうがいいかもしれません。
どんなサービスを?誰が?
「質の高いサービスを皆で」など具体的でない類の話ではありません。
『医療のサービス提供ができる看護師が24時間常駐をする』
あるいは、『医療サービス提供に長けた介護士が24時間交代制で勤務している』
そしてそこには、『グループ内の連携がきちっとできているドクターが常に出入りをする』
このくらいのサービスレベルの提供を図るというところまでは、考える必要があると思っています。
何名くらい?規模は?
私の場合は19床の施設なので19名なのですが、介護施設経営する上で決めていることのひとつは、いわゆる高級ゾーンは狙わない、ということです。
年商ベースで100億円くらいじゃないと、高級施設などは作らないほうがよいですね。
そういったものは名だたる財閥系のところが出してくる介護施設に敵いませんから。
それならば、値段(入居費用)が高くもないが安くもない、みたいに中途半端なのはやめて、月あたり10万円、あるいは10万円以下というような費用設定をされるのがベストだと思います。
例えば東京都内でも最近では13万とか18万、22万円なんていう中途半端なゾーンでは空室があったりするようです。
私がやっている施設は、値段は安め。
そしてサービスレベルは、高いです。
サービスレベルの高い低いとは、医療サービスが提供できるかどうか、というところが要です。
笑顔でもてなします、というのはサ高住ではないのでそんなに重要ではなくて、医療レベルのサービス提供を求めている人たちに対して、プロフェッショナをどれくらい人員配置しているのか、どこまでの疾病に対してどれくらいのケアができるのか、ということが重要です。
それらを明確にしない限り、生き残りは難しいだろうと思います。
ですから冒頭でお伝えした、やっちゃいけない「俺の親世代に、親へサービスを提供しても恥ずかしくないレベルの提供を、俺がやる」、これはダメですよという
ことですね。
今回もなにかのご参考になれば幸いです。
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