ナーシングホーム「介護の王国」ビジネスモデルの収支
インキュベクス上村です。
今日はナーシングホーム「介護の王国」の収支について少々。
※ナーシングホーム「介護の王国」は、
介護だけでなく、医療サービス提供や看取りを訪問看護を利用して行う老人ホームです。
詳しくは収支シュミレーションをご請求いただければと思いますが・・・私が横浜市鶴見区で直営を しているナーシングホーム「介護の王国」ビジネスモデルの収支についてご紹介します。
ナーシングホームでは看護師による医療サービスの積極介入により、
1部屋あたりが最大80万円(訪看・訪介・施設)まで収入が期待できます。
(以下、参照)
◆売上(事例) 1)入居費用 9.5万円×19床=月間180万円(安さがよろこばれており常時満床です) 2)介護保険等30万円×19床=月間570万円 3)医療・障害福祉50万円×9床=月間450万円 計1200万円がおおよその月商となります。
◆販管費等(事例・含人件費) 1)看護師給与 3名×45万円=135万円 2)介護士給与 16名×38万円=600万円(※パート・アルバイトを含みます) 3)賃料、光熱費等 = 220万円 計 955万円がおおよその経費となります。
◆利益額と利益率。 売上から経費を差し引くとおおよそ245万円が営業利益となります。 利益率はおおよそ23%が目安となります。
◆初期投資等 「ナーシング開業の場合の資金準備」はおおよそ5000万円です。 5000万円の内訳は①施設側経費3000万円②訪問看護ステーション経費2000万円です。
5000万円の投資に対して年間2940万円の収支を目指すわけですから回収率はおおよそ58%に のぼります。
◆備考(ナーシングホーム運営のポイント) 私が考えるナーシングホーム運営のポイントはなんといっても訪問看護ステーションを自社で 持つことです。
医療サービスを提供できる看護体制があることでナーシングホームが病院のような地域インフラ になるわけです。
次にナーシングホーム運営における医療体制整備があることで訪問看護ステーション運営における 信頼性が増すのです(その効果もあって弊社直営訪問看護ステーションは毎月20名~30名ほどの 訪問看護ステーションの利用者が純増するのです(毎月20名~30名の利用者増加は月商120万円 ~180万円の純増となります)
◆ナーシングホーム運営のデメリット
とにかく、忙しいです。
ゆったり、運営されたい方には、お勧めしません。
上村 隆幸(かみむら たかゆき)
1965年神奈川県生まれ。1998年、起業コンサルタント業を開始し、以来3000社を超える起業支援を手がける。日本の医療のが在宅シフトにともない「子供からお年寄りまで」すべての生活者が安心と幸福を実感できる地域社会づくりに向けて「ケアーズ訪問看護ステーション開業運営支援」を開始し現在全国800社以上をネットワーク。また「介護の王国」では食費を含めた¥95.000を関東圏で実現する。こちらは全国60拠店。
2021年より神奈川県南足柄市で農業生活をスタート。生産者の視点で「農のある暮らし」「農のある医療」「農のある介護施設」づくりを推進している。
青山学院大学 大学院 国際マネジメント研究科 MBA(修士)
産業技術大学院大学(AIIT)創造技術専攻 事業アーキテクチャ(修士)
国際医療福祉大学大学院 保健医療学 博士課程(退学)
新極真空手 木元道場(青葉台 指導)