介護施設経営はここが難しい(施設内にはご利用者様用の洗濯機はありません)


こんにちは。インキュベクスの大金です。

私達が直営する小さな介護施設(19床)で知りえた運営ノウハウを皆様にお届けしているわけですが…

もし皆様が介護施設を経営された場合、ご利用者様の洗濯はどうされますか?

考えられるお答えは「週に1~2回程度の割合で洗濯サービスを提供する」という答えもあるでしょうし、いやいや「コイン式の洗濯機を常設するので、ご自身で洗濯をしていただく」といった選択をされるのかもしれません。

私達の方法論が参考になるかどうかは、わかりませんが、あくまで9万円台の入居費用を設定しようと考え時には事業所内には洗濯機の配置をすること自体が人件費を圧迫する要因になることをご紹介しておきます。

介護施設内には、ご利用者様向けの洗濯機はおかない

私達がおすすめしている結論は「介護施設内には、ご利用者様向けの洗濯機はおかない」です。正直、この結論には、介護職員からも大反対がありました。


しかし、おかない理由を1つ2つご紹介させていただくと、職員給与を年間で400万円~500万円に設定してことがあげられます。

食事代を含み、9万5000円という入居費用を維持する必要もあります。・・・よく耳にする”当たり前を排除する”ことで低価格を維持する必要があるわけです。

介護施設経営の中でもっともかかるコストは人件費ですが、この人件費を押し上げる要因をできるだけ排除する必要があるわけです。

誰だって・・・ご利用者様が食事のときに付けられたお醤油のシミを洗って差し上げたい気持ちはあります。

しかし、小さな介護施設において仮に1日×3食×19名分の洗濯物対応をすることを想定すると、1日洗濯と、洗濯物をたたむ、お部屋まで届けるという専任担当者が見事にできあがるような気がしませんか?

年収400万円の洗濯者専任担当者ってどうですか?

9万円台で食事をきっちり提供する介護施設を現実的に経営するためにも

いいか悪いかは別として、私達のポリシーとして、人件費に見合わない業務を排除するというもの。

9万円台で食事をきっちり提供する介護施設経営が現実のものとなってくると考えています。

さて「洗濯機をおかないで、どうするの?」という解決策ですが、私達の場合は外注利用です。

週に1回定期的に下着を含めて洗濯者を回収してくれる業者さんに洗濯物はお願いしています。

1ヶ月の利用料金は5000円ほどですので19名分全員だとしても9万5000円でご利用者様の洗濯物は見事に仕上がってくるわけです。

社内で洗濯すると、少なくとも30万円(非常に大雑把な計算ですが・・・御容赦ください)協力会社を利用すると10万円以下というもの。

差し引き20万円もの経費削減に成功したも同然なわけです。


浮いた経費分は職員のお菓子代にする、庭木の手入れにかかる経費にまわる、スマホを全員に支給するなど、できることがどんどん広がるわけです。

PS:職員用の洗濯機は最新鋭のモノが導入しております(笑)。

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