円仁会株式会社の上村です。

介護施設を開業する際、「新築で建てるべきか、それとも既存建物を活用するべきか」で悩まれる方は少なくありません。

近年は建築費や資材価格、人件費の上昇により、新築だけが正解という時代ではなくなりました。

だからこそ今、多くの経営者が注目しているのが「既存建物をリフォームして介護施設として活用する」という選択肢です。

実際、私たちのもとにも、

「この建物は介護施設として使えますか?」

「購入を検討していますが、開業できるでしょうか?」

「リフォームで介護施設を始められますか?」

というご相談が年々増えています。

しかし、ここで大切なのは、「リフォームできるかどうか」ではありません。

介護施設として運営できる物件かどうかを、購入前に見極めることです。

介護施設は「建物がある」だけでは開業できない

一見すると十分に使えそうな建物でも、介護施設へ転用するにはさまざまな条件を満たす必要があります。

例えば、

  • 建築基準法への適合
  • 消防法への対応
  • 居室面積の基準
  • 避難経路の確保
  • バリアフリー化
  • 各種設備基準

など、多くの確認項目があります。

つまり、「建物があるから介護施設になる」のではなく、「介護施設として使える建物かどうか」を確認することが重要なのです。

購入してからでは遅いケースもある

実際によくあるのが、

「購入した後に介護施設として使用できないことが分かった。」

「改修費用が想定以上にかかり、事業計画が成り立たなくなった。」

というケースです。

物件価格だけを見て判断してしまうと、後から数百万円、場合によってはそれ以上の追加費用が発生することもあります。

こうしたリスクは、購入前の調査によって防げるケースがほとんどです。

だからこそ、私たちは物件を契約する前の確認を非常に重要だと考えています。

私たちはリフォーム可能性を事前に調査しています

私たちの介護施設コンサルティングでは、「この物件が介護施設として活用できるか」を事前に調査しています。

調査では、

  • 介護施設として転用できる可能性
  • 必要となる改修工事の内容と概算費用
  • 法令上の課題や注意点
  • 開業までのおおよそのスケジュール
  • 事業計画との整合性

などを確認し、経営判断に必要な情報を整理します。

「開業できるかもしれない」という曖昧な状態ではなく、「この物件なら事業として成立するか」という視点で確認することが重要です。

これからの介護施設経営は「建てる」から「活かす」へ

介護施設を開業する方法は、新築だけではありません。

既存建物を有効活用し、必要なリフォームを行うことで、十分に魅力ある介護施設をつくることも可能です。

もちろん、すべての建物が適しているわけではありません。

だからこそ、物件選びの段階で正しい判断を行うことが、その後の経営を大きく左右します。

「良い物件を見つけること」ではなく、「介護施設として成功できる物件を選ぶこと」。

その視点を持つことが、開業後の安定した経営につながります。

もし購入を検討している建物や、気になっている物件があれば、一度ご相談ください。 建築会社様、不動産会社様、介護事業者様とも連携しながら、開業に向けた最適な判断をサポートいたします。

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