【営利法人のための介護・医療・福祉ビジネススクール(介護施設はどんなお客様を対象とすべきか?)】

インキュベクスの上村です。

僕は横浜市内で訪問看護ステーション2ヶ所箇所と介護施設を経営しています。

ところで、今日のテーマは「介護施設はどんなお客様を対象とすべきか?」です。

私が経営する介護施設は厚生年金の範囲で入居できるという特徴持っています。
具体的には9.5万円のプライスタグで食事まで提供すると言うサービス提供を行っています。
(参考までにヘルパーさんには年収ベース500万円前後のお給料を用意してますので、働きやすい環境整備は整っているかと)

◆誰をお客様とするのか?

特別養護老人ホームも含め医療依存度が高めの方々をサポートするというのが介護業界の傾向です。
ちなみに私たちのお客様について言えば平均介護度は4.2から4.3程度となっています。

※特別養護老人ホームについては介護度1〜2の方々はお引き受けいたしません。

ちなみに医療依存度を高めの方々を対象としたサービス提供をお考えであれば、居室数は15部屋以上がオススメです。

1部屋あたりの単価は65万円程度までは成長します(実績値です)
※介護職員のスキルが求められます。
※入居費用月額9.5 万円(食事付き)を含む

◆介護度を1〜3程度に絞ったサービス展開

弊社の支援先では介護度が軽い方々を対象にしたサービス展開を行っている方もいらっしゃいます。

この場合は少なくとも40床〜70床程度の規模のある介護施設を経営されており、
介護依存度が高めの施設と比べてひと部屋あたりの収益性は劣るものの、しっかりと利益を確保されています。

※介護士の技術やスキルはさほど求められません

以上。

医療依存度高めの方々を対象としたサービス提供は床数が少なくとも収益は出せますが、
それぞれにメリットデメリットがあるのでどちらのタイプを選択するかは経営判断になります。

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