【老人ホーム運営ブログ】入居希望者様の状態を把握したい!

お世話になります。「介護の王国」の石川です。

インキュベクスの直営老人ホームである「介護の王国」梶山店にて入居相談を担当しております。

入居相談の種類を大きく分けると、入居希望の方が現在、「入院中」なのか「在宅」なのかの2種類になります。

今回は、「入院中」の入居相談でよく発生する「入居希望者様の状態把握」をテーマにお話しさせていただきます。

ご家族は、入居希望者様の状態を把握されていない!?

ご家族から寄せられる相談の中には、入居希望者の情報・状態を把握されていないことがあります。

私も少しでも情報を知りたいため、いろいろ質問をしてみますが・・・

「確か脳出血だったみたいな・・・」

「5年ぐらい前だったか、何かの手術をしたことが・・・」

「トイレなどには歩いていけるよう・・・」

など、主病名や既往歴はおろか要介護度もあやふやというケースもあります。
これでは何とも話が進みません!

こんな時は、診療情報提供書を病院に依頼しましょう!

では、私はこんな時、どうするかというと・・・

「診療情報提供書」と「ADL票(提供書に含まれる場合あり)」の提供を手配するようご家族に依頼します。

この書類データとご家族からのヒアリング情報を基にして、入居の対象となり得るかの判断材料とするのです。

このように診療情報提供書などを病院に発行依頼していただく場合、次のようにご説明します。

①相談・依頼の先

相談・依頼の先は、実は、主治医ではなく、退院調整室の医療ソーシャルワーカー(MSW)へおこないます。

病院には退院調整を担当する部署があり、医療ソーシャルワーカーが配置されています。病院により看護師がその役割を担っているケースもあります。

医師に直接お願いすることはルール違反という訳ではありませんが、多くの医師は多忙を極めているので、退院担当経由で説明してもらうのが順当です。

②相談・依頼の仕方

診療情報提供書が、なぜ必要なのか理由・目的を明確にお伝えします。

「退院するため、老人ホーム介護の王国で受け入れが可能か否か、施設長や介護士、訪問看護ステーションの管理者に判断いただくために患者情報が必要」と病院側にご理解いただくことが必要です。

ただ「発行してくれますか?」では、ご担当も主治医に取り次ぎようがありませんから。

③FAX番号をご案内

病院の情報提供方法は、FAXが主流です。

当方の受け取りたいFAX番号をご家族にお知らせし、ご担当にお伝えいただきます。※たかがFAX番号と思われるかもしれませんが、診療情報提供書を確実に受け取るために大切な情報です。

④発行時期を確認

医師は多忙です。診療情報提供書の記載まで日数が掛かる場合もありますので、いつぐらいまでに発行いただけるか確認するようにします。

私が直接、病院のご担当者様へ電話を掛けることもあります

また、以下のような状況やご要望があれば、診療情報提供書を発行いただく前に、私が直接、病院のご担当者様へ電話を掛ける、又は頂戴して当方施設の概要説明したうえ患者様の状態をお伺いすることも致します。

①相談者が、病院から遠方等の理由で、簡単に病院を訪問して直接依頼することが困難である。

②相談者が、「介護の王国」施設についてうまく説明ができない。直接話して欲しい。

③相談者が、ご高齢で当方の要望、依頼が伝わりない・伝わり難いとき。

入居の可否判定には、まず、診療情報提供書で確かな情報を得で「医療面からの判断」も行うことが先決です。

そして、最終的には病院をお伺いして本人とお会いした上でアセスメントを行い、入居の有無を決定するのです。

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