私たちが「介護の王国」に情熱を注いでいる理由
こんにちは。「介護の王国」プロジェクトメンバーの舩見です。
私の所属する営業部では、毎朝、8時半より朝礼を兼ねたミーティングを行っています。
昨日の報告から、本日のやるべきこと、各メンバーの共有事項など20分ほどの時間で業務の確認を行うのですが、今朝、このミーティングの中でとても心が動かされることがありました。
きっかけは、「介護の王国」の施設に入居希望のお問合せの内容です。(お問合せをいただいたのは、入居希望の方の娘さんからでした。)
その方のお母さまの体調が悪くなり入所できる施設を探したものの、近隣に受け入れ先がなく、仕方がなく都内から500キロ以上離れた県外の療養病棟に入院。
その転院先では、誤嚥性肺炎の疑いから(本人は、食べる意欲があるのにも関わらず)点滴生活になり、わずか数か月で、全介助、週2回の透析とまるで廃人のような生活になってしまったそうです。
少し前まで比較的元気だったお母さまが心配で無理にでも、近くにつれて帰りたい…
そんな内容でした。
なんだか切なく、これが現実かと腹も立ち、これは氷山の一角できっとこんな人が世の中にはたくさん居るのだろう。と思いました。
実は、私にも似たような経験があります。母が病気で入院した時のことです。
入院後、看護師さんから、まるで当たり前のように「オムツを売店で購入してきてください。」と言われました。
当時、母は64歳。昨日まで買い物でショッピングモールを歩きまわり、トイレも、身の回りも全部自分で出来るのに・・・。
看護師さんに「トイレに行こうとして転倒すると危ないので」と言われた時、「母は意識もあり、オムツは、尊厳に関わるので意識がなくなるまで絶対にさせません!」とお伝えしたことを思い出しました。
こんな方々を一人でも多く助けたい。
私たちが「介護の王国」に情熱を注いでいるのは、こんな想いからです。
そんなことを改めて再確認した今朝のミーティングでした。