植物の力で心豊かに! 庭の改造計画を進めています

こんにちは。

以前、このブログでお伝えしましたが、現在『介護の王国』横浜市鶴見梶山では、お庭の改造計画がひそかに進んでいます。

先日、その計画の一環として、埼玉県白岡市で無農薬・自然農法による野菜、果物、ハーブなどの栽培をしている「ファーム&ガーデン白岡」のオーナーの吉澤 喜世様をはじめ、スタッフの方々にお越しいただき、施設の庭の現在の様子を見ていただきました。


ファーム&ガーデン白岡とは

埼玉県白岡市にある農園です。無農薬・自然農法による野菜、果物、ハーブなどの栽培をしています。一般流通向けでなく、農業体験や特定のお客様への反場に特化した農園です。メンタル疾患を克服した農園オーナーの体験をもとに、“農”による心身の健康改善を図る「農心連携」をコンセプトとした農業体験イベントや援農ボランティアの受け入れなどを行っています。

ファーム&ガーデン白岡

ハーブガーデンを作りたい! そこでやりたいこと

施設のサービス責任者の野望として、庭をハーブガーデンにしたいという思いがあります。

「入居者様と庭でレクリエーションがしたい」

「庭に咲いた植物(ハーブ)を使ってレクリエーションがしたい」

「今、近所の人たちと交流がないので、ゆくゆくは近所の人たちも招待したイベントを開きたい」

「レイズベッド(高さのある花壇)があればいいな」

庭に出て植物を見たり、実際に触れたりすることは、入居者様の気分転換になったり、心が癒されたりすると思います。

ハーブは香りがありますから、リラックスできそうですよね。ハーブを摘み、ハーブティーをいれてみんなでお茶を飲んだり。

また、ハーブガーデンや四季折々の植物があることで、近所の方にも庭を見ていただけるようにして、そこで交流することができたらいいなと思っています。

ちなみにレイズドベッドとは、地面より高い位置に作られた花壇です。

高さがあることで楽な姿勢で作業ができ、車いすに乗ったままでも植物に触れられます。また地面から離すことで通気性が良くなり、植物の生育にも良い環境なのです。

一方、困っていることもあります。

芝刈り機があるのですが、小さい苗木があったり、雑草かハーブか見分けがつかないものがあり、せっかくある芝刈り機を使っていません。

また、庭に舗装されていない部分があり、車いすのご利用者様は、庭の奥には行けないのです。

改造アイデアとお悩み解決アドバイスをいただきました

私たちの希望や状況をお伝えしたうえで、吉澤さんに庭全体を見ていただきました。

枯れている木、虫がついている木、高齢者に向かない植物などが見つかりました。

例えば椿には、刺されると一週間ほど湿疹が出る虫がつきやすいそうです。

また、ハーブは草状のものより、木化するもののほうが手間なく育てやすいけれど、ハーブティーに使うのは、主に葉の部分です。

職員の手間を軽減するには、ハーブはハーブだけ集めて植える場所を決めたほうがいいと、ご提案いただきました。

今、庭の一部にコンクリートで仕切られた箇所があり、その場所が少し高くなっています。そこにハーブを植えれば、ハーブテロ(ハーブが増えすぎて手に負えない状態になること)の心配もなく、そのスペースだけまめに手入れすればいいのでは、とのことでした。

また、レイズドベッドは大掛かりなので、まずはテーブルにプランターなどを並べて植物を育てることから始め、利用者様たちの反応を見てはどうか、というアドバイスをいただきました。

舗装されていない場所は、ウッドチップや除草シートなどで雑草を防止することはでき、杖の人は歩けるようになるけれど、車いすでの移動は難しそうです。

ここは、やはりコンクリートで舗装したほうがよさそうですね。

利用者様の心が豊かになる、楽しみを増やす、そんな庭を目指して

今の庭に、紅葉した葉があります。その植物を使って、クリスマスの飾りを作ってみたら、という話も出ました。

庭の植物でリースやスワッグのようなものが作れたら、素敵ですよね! さっそくチャレンジしてみたいです。

ベリーの木も、もっと実がなるようお世話したいと思います。ご利用者様がお庭の散策中に実を採れるようにして、その場でつまめたら喜ばれそうですね。

また、梶山の台所の様子をお伝えしたところ、ハーブティー以外に、調理不要のハーブサラダやハーブドレッシングも作れるのでは?と提案をいただきました。

他にも、ハーブを蒸留した化粧水を作ったり、もっと簡単な使い方としては、洗面器にハーブとお湯を入れて、その中に手を入れるだけも良いそうです。香りが広がり、リラックス効果が期待できますね。

梶山の庭は南向きなので、冬でも日照時間を確保でき、植物を育てるのに適した環境だそうです。

庭の改造のため、今ある木を移動する必要があるかもしれません。その作業は、根が張らない2~3月くらいまでにすると良いとのことでした。

この冬はコツコツと庭の改造を進め、春には生まれ変わった庭の様子をお知らせできたらいいなと思っています!

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