小さな介護施設経営に踏み込むまで


インキュベクス青井でございます。

本日は、私どもが介護施設を開業するまでにおこなったことについて、お話しさせていただきます。

(1)福祉に関する政策等をじっくりと学び、調べました

介護施設経営に携わる予定の者の多くが、国際医療福祉大学大学院で医療・介護政策、自立支援介護、データマイニング、諸外国の福祉制度などを学び、情報収集につとめました。

その上で実態の調査や関係者へのヒアリングを通じて、「地域から指名される介護施設の理想」を追求しました。

要した期間は、3年以上にもなります。

ただ調べるだけではなく、得た情報を元にあらゆるケースに備えたシミュレーションを行ってきたことで、恐怖や不安は割と少なかったようにおもいます。

(2)数多くの介護施設を視察しました

なにしろ介護施設経営者初心者でしたので、小規模な介護施設を中心に、数多くの視察を重ねました。

視察を重ねたことで、「介護施設経営にはどのような問題・課題があるのか」「実際の介護施設で起こり得る課題が、どのように解決されているのか」を、時間をかけて掌握いたしました。

視察を繰り返すことで、採用についても、請求についても、責任者の能力などについてもあるべき姿を構築することができたように思います。

(3)プロを招き、特徴付けを議論しました

介護業界の先達として医師、理学療法士、介護福祉士、国際医療福祉大学院の武藤教授や、竹内教授からの助言を。

さらにはITに関する理想の形を、産業技術大学院大学の池本教授、戸澤名誉教授等のアドバイスを仰ぐことで、社内全体のコンセンサスを図りました。

(4)マニュアル作成等を行うチームを編成しました

事業がスタートすれば「介護施設経営は初めてだから」と言い逃れはできません。

動き始めてからはなおのこと、明確な指標が必要となります。

そのため、約5名のサービス設計チームを社内に組織し、コストのこと、入居費用のこと、地域連携のこと、什器備品のコストダウン、ITが実現する省力化、自立支援サービスの供給に関するルールづくりなどに18ヶ月以上の時間をかけました。

(5)原価計算に時間をかけました

19床の介護施設は、経営にあたり「9万円台の単価で入居者様をお迎えする」「職員への待遇を業界トップレベルにする」ことを目標にいたしました。

そのために建設費用、家賃設定、給与設定等、あらゆるコストを詳細に管理してきました。

なんといっても苦労したのが、建物のコストダウンです。

計300㎡以上の建物を8500万円程度で建設することが求められていました。

必要十分な機能や安全性を備えた施設のためにどうするか――
計画は出来ていたものの、建設コストダウンに要した時間が約1年以上かかったことになります。

以上のような地道な作業を通じて、一般的には不可能とされていた条件を、クリアすることができたのだと考えております。

私どもの成果を、ぜひその目で直接ご覧になっていただければと思います。

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